春日部セントノア病院

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2016年12月

『セントノア病院の理念を抱いて』

 

今年も残すところ僅かとなりました。一月に新年の目標を立てた方は、その目標を達成できそうですか?看護部では年度初めの四月に病院の理念やルールを基に看護部目標を立てています。平成二十八年度看護部目標は『ルールを守り、実行する』です。

 

セントノア病院の理念とは

◆延命治療は行わない

「生きる事は食べること」の考えの基に、嚥下機能障害を来たした患者さんには点滴からの栄養補給を行います。食事形態を工夫しながら可能な限り経口摂取を促し、点滴補給と病状に合わせて経口摂取を試みます。点滴補給が困難と判断された場合には家族・医師・病棟スタッフ間で相談しながら、患者さんのその場に適した方法を検討し実施します。

◆身体拘束はしない

この事により転倒事故のリスクは高くなる為「目配り・気配り・心配り」に心掛けています。入院前に拘束されていた患者さんは当院で拘束を解かれ活発に活動し始めますし、他の患者さんやスタッフの安全を脅かす恐れのある患者さん、もともと不穏が強い患者さんもいます。このような方々は特に見守りを強化し、マンツーマンで対応しています。しかし、この事で患者さん・スタッフ共にストレスを感じることもあり、お互いを思いやり声掛けや役割を交代する事も大切です。また、当院では向精神薬も拘束の一つと捉えていますが、看護や介護の対応が困難と判断された場合には、精神科医と向精神薬の内服について相談しています。

◆寝たきりにしない

拘縮や褥瘡を予防し、気力・体力・免疫力の向上にもつながります。残存機能を活用し、患者さんの出来ない事を援助します。また離床時間を出来るだけ多くするように取り組みます。

◆最後までその人らしく

最後まで人間らしく過ごしてほしい。尊厳を忘れず尊重した態度で接する事、患者さんの訴えを傾聴し、その思いに出来る限り対応するよう努める事、職員やスタッフ間で患者さんとそのご家族の情報を共有し連携する事、これらが大切です。

◆当院での看取り

その人の「逝き方」はその人の「生き方」でもあると言われるように、その刻を迎える過程が大事な事だと思います。当院の理念である『延命治療はしない』や『拘束はしない』は、ここから生まれました。一人ひとりの残りの人生にどれだけ寄り添えるか、どれだけサポートできるのかを常に考えていなければなりません。

 

十二月は年末年始の準備も加わり忙しい毎日となります。【忙しい】は【心を亡くす】と書きますが、忙しい事を理由にケアが疎かにならないように心掛け、またすべての患者さんに安全・安心・安楽に過ごして頂けるよう、優しさと思いやりの心を持って今後の看護・介護に取り組んでいきます。

 

1病棟看護師長  渡辺 仁美