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老人性認知症疾患専門病院

2016/6/1
病院短信

『人の気持ちを思う心』


 新緑と花々が爽やかな風にゆらぎ、心の安らぎを覚えます。入院されている方々にも、この季節の心休まる環境を味わっていただきたく、お天気の日には広い前庭に出ていただいています。

 さて、私達が常に心掛けていることは、患者さんにとっても、職員にとっても暖かい環境をつくることです。毎日の生活で自分が正しいと思って行動しても、他の人には受け入れられない事が多々有ります。そこで争いに進んでしまっては共同生活が成り立たない事は人生経験のある方はお分かりかと思います。このような時には先ず自分の意見を通さず、自分は一歩下がって相手の気持ちを汲んであげることです。その上で穏やかな雰囲気を作り、改めてお互いに納得のいく意見を出しあい、結論を出すようにすることで解決されると思います。

 患者さんとお世話をしている職員との関係も同じ事です。患者さんが何を考えていらっしゃるのか、何を言おうとしていらっしゃるのか、何をしようとしていらっしゃるのかを汲み取る事が大事です。病気のせいではっきりと表現できない方が多いですが、それをいかに理解してあげるかが大事です。つじつまの合わない受け答えをしたり、何度も何度も同じ話を繰り返しても、うなずいてあげましょう。懐かしい日々のことを思い出していらっしゃるのでしょう。食べ物をうまく飲み込むことができなくなり服の上に食べ物をこぼしても見守ってあげましょう。足腰が弱くなりよろめいたり、立ち上がれない時は手を差し出して助けてあげましょう。

 患者さん達が一生懸命生きようとして力を振り絞っていらっしゃるのだと思います。私達職員はその状態、事柄を理解し、支える心を持って一緒に過ごしていかなければならないと思っています。

 常に愛を持って笑顔で接し、老いていく人間に対する優しさを持ちましょう。

院長  藤田 靖子