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老人性認知症疾患専門病院

2016/5/1
病院短信

『セントノアに着任して』


平成27年11月に着任してから、早くも半年が経とうとしております。防衛省・法務省の病院に長く勤務し、国家公務員を定年になってから、当院に着任するまでは、栃木県矢板市にある老人病院の院長兼理事長として東京から新幹線で通勤しておりました。そこでは、透析センターも併設しており、医師も東京の大学の医局から交代で派遣されておりました。さらに、入院患者は認知症以外の老人性身体疾患が対象で、病棟は殆ど寝たきりの患者さんが診察の対象でした。

このセントノア病院は、認知症に特化した病院なのですが、認知症患者の診察は 殆ど気になりませんでした。両親も亡くなる前の1〜2年は、やはり認知症が進行し、私も苦労しましたので、医師やスタッフの苦労は、多少は理解しているつもりです。病状が初期の頃や進行する途中での自宅では、東洋医学的治療法を現代的に応用して対処しておりました。治療すると、暫くの間はほぼ正常に戻ったように生活しますが、時間とともに進行して、効果時間も徐々に短縮して行きました。

終末の数ヶ月は病院にお世話になりましたが、帰宅願望は強く、病院のスタッフを大変困らせたようでした。

このセントノア病院の患者さん達を見ていると両親の事を思い出しますが、スタッフの苦労がよく理解できて、皆さんが本当によく我慢をし、時には耐えて、職務に精励されていると感心せずにはいられません。でも勤務時間外では、なるべくストレスを溜めないようにしっかり発散しておく、このことがスタッフたちのメンタルケアのためには、一番大切なことと思われます。

今後、ますます難しい高齢者の認知症患者さんが増える見込みですから、仕事としてもプロ意識を持って対応していけるようにと、気持ちの準備をしておきたいものです。私も、気持ちはいつまでも若いつもりでいるのですが、最近になってからはやはり体は正直で、老化現象を認識せざるを得ないことが少しずつ増えてきて、寂しい気持ちになります。

しかし、まだまだやらなければならない事が沢山残っていますので、老け込んでいるわけにはいかないのです。

当院のスタッフたちや高齢の患者さん達からも、元気なエネルギーを貰ったり、アンチエイジングなどをして、もうしばらく患者さん達のために、微力ながら貢献をしていきたいと思っていますので、ご家族の皆さん、どうぞ宜しくお願いいたします。

内科医  黒川 胤臣